世界中の企業が環境に関するマネジメントシステムの国際規格ISO14001の認証を取得して環境負荷の軽減などに取り組んでいます。しかしながら、「ISO14001」の認証取得には多額の費用がかかることなどから、必要性を認めながらも取り組めない事業所が多いのも事実です。
そこで、南信州地域の事業所が参加する「地域ぐるみ環境ISO研究会」は、この地域で活動する小規模な事業所でも取り組みやすい環境マネジメントシステムを提供することになりました。環境への取り組みは点ではなく、面での活動がより大きな成果をもたらします。
事業所での活動はもとより、その事業所で働くすべての方、そしてその家族ができることに取り組むことにより大きな地域活動に結びつくこととなり、豊かな南信州の環境を守ることになります。それぞれの事業所での環境改善活動が地域全体に拡がっていくことを目指します。
環境マネジメントシステムの国際規格であるISO14001は、社会的ニーズとバランスをとりながら環境負荷の軽減や環境汚染の防止などに取り組んでいます。
｢南信州いいむす２１｣は、このISO14001の基本的な取り組みを簡易なシステムとして提供し、事業所の実状に合わせて無理せずに計画を立てて環境改善活動を実施し、地域ぐるみで環境保全に挑戦しようという、南信州地域独自の活動です。
この取り組みは、「南信州いいむす２１」と「ISO14001南信州宣言｣の２種類の区分があり、事業所の実情に合わせてどの区分からも取り組みことができます。
「南信州いいむす２１」は、要求事項にポイントが与えられており、このポイントの合計により、星３つから星10までの８段階でクラス分けされます。
「ISO14001南信州宣言」は、ISO14001の要求事項に対して事業所の自己適合宣言を確認するレベルとして設定されています。
